場所:東京都文京区音羽1丁目 【標識(文京区教育委員会設置)の説明】 [由来分類:形状(狭隘)] 音羽の谷から小日向台地へ上る急坂である。 鼠坂 の名の由来について「御府内備考」は「鼠坂は音羽五丁目より新屋敷へのぼる坂なり、至てほそき坂なれば鼠穴などといふ地名の類にてかくいふなるべし」とある。 森鴎外は「小日向から音羽に降りる 鼠坂と 云う坂がある。鼠でなくては上がり降りが出来ないと云う意味で附けた名ださうだ・・・人力車に乗って降りられないのは勿論、空車にして挽かせて降りることも出来ない。車を降りて徒歩で降りることさへ、雨上がりなんぞにはむづかしい・・・」と小説 「 鼠坂 」 でこの坂を描写している。 また 、“ 水見坂 ” とも呼ばれていたという。この坂上からは、音羽谷を高速道路に沿って流れていた、弦巻川の水流が眺められたからである。 音羽通りから東に入ったところにある坂で、鳩山会館の北側に位置します。 写真でもわかるように狭くて相当に急な石段併用坂です。( 20% : 15m/74m) 《撮影日:2008年11月2日》
坂は高低のある場所を結ぶ道程 こんな当たり前の説明はともかく 上れば”素敵な景色がある” 下れば”別の世界が広がる”という思いで東京23区の坂を歩きました。 「明日はどこの坂へ行こうか!どんな坂なんだろうか!」とあれこれ期待を膨らませ・・・地図に印をつけながら、回るルートを決めたものでした。坂名として知らないものが出てくるとワクワクしながら調べたり、どの坂とどの坂が繋がっていたのか、坂下でもしくは坂上で出会うことになる坂はあるのか等々。 とにかく東京を離れる2012年3月末までに回れるだけ回ろうと思って始めた坂巡りです。 名前のない坂もたくさん撮りました。ひょっとすると名前がこの先つくことがあるかもしれないと思いながら。 2020年現在は瀬戸内での田舎暮らしを満喫しております。 車がないと暮らせない生活にどっぷりとはまってしまいました。 2020年6月末より、Google mapによる坂の勾配(%)を参考として掲載するようにしました。 坂下から坂上までの距離は私が勝手に設定したものですので、あくまで参考値としてご覧頂ければ幸甚です!!