場所:東京都文京区小日向1丁目
【標識なし】 [由来分類:所在位置(くらがり) or 自然現象(銅薬罐の色) or 伝説/言い伝え]
(東京物怪観光HPより引用)
薬罐坂と呼ばれる坂道は、文京区小日向1丁目付近、同じく文京区目白台2丁目と3丁目の間、新宿区若葉三丁目付近、杉並区上荻2丁目付近の都内計4箇所にあります。いずれも暗く寂しい処で、何か出てもおかしくないような坂道でした。この坂を夜一人で通っていると、薬罐の化け物が転がって来る事から薬罐坂と呼ばれています。しかしその呼び名の由来は諸説あるようで、坂道の露出した赤土の色が銅薬罐の色に似ている事からであるとか、「やかん」とは野狐の事で、狐が出て化かしてもおかしくないような寂しい所だからとも謂われています。また隠語では日暮れに客を引く娼婦の事を薬罐と呼ぶらしく、岡場所近くで怪しい女性が出没する坂と謂う意味もあるようです。「お化け名所図繪」の薬罐坂は目白台にあった坂をイメージして制作されています。向かって右側に見えるのは松平出羽守邸の外壁、左側は矢場で、整地されてない雑木林部分が沢山あって、昼でも暗かったのでは?という想像を基にこのような繪に仕上げられています。あくまで想像の域を出ませんが、切繪図と現代の地図を見比べながら当時の光景に想いをはせるのは楽しい作業です。
小日向公園の西側を南から北へ上る坂です。すこしきつい勾配のさる坂です。(8%:7m/86m)
《撮影日:2009年7月4日》
<坂の途中で>👀📸
文京区立小日向公園は坂の東側にあります |
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