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台東区の坂 雑感

台東区は武蔵野台地の東端に位置しており、京浜東北線を境として西側には台地が広がっています。
区の西側境界部分は、営団千代田線(千駄木・根津・湯島)に沿って比較的大きな谷地となっています。
台東区の坂は上野台地から各低地・谷地に流れる坂が多くあります。


上野台地の西側



西側に流れる坂の代表として

三浦坂
あかじ坂


上野台地の東側


東側に流れる坂の代表として

新坂
寛永寺坂

御殿坂
いずれの坂も勾配は緩く(それほどきつくなく)上野台地の端が極端な崖になっていないことがわかります。

 谷中一帯は墓地があるせいか寺が多いのは当たり前ですが、根津・千駄木のある低地には少ないのが見てとれます。
 やはり寺は他の建物とは違い(スクラップ&ビルドが少ない)、古くから位置を変えずに存在しているため、地勢的にみても強固な地盤の場所の上に立っている可能性が高いそうです。そのため現在まで存在し続けているのでしょうか。

低地が水害や地震等で危険かどうかは別にしても、寺があることによってその地の地勢学的な安心感みたいなものが少し見える気がしました。

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