スキップしてメイン コンテンツに移動

行人(ぎょうにん)坂【下目黒1丁目】



場所:東京都目黒区下目黒1丁目

【標識(目黒区教育委員会設置)の説明】 [由来分類:居住者]
寛永の頃、出羽(山形県)の湯殿山の行人が、このあたりに大日如来堂を建立し修行を始めました。しだいに多くの行人が集まり住むようになったので、行人坂と呼ばれるようになったといわれています。

【標識(目黒雅叙園設置)の説明】 [由来分類:居住者]
行人坂の由来は大円寺にまつわるもので、寛永年間(1624)このあたりに巣食う、住民を苦しめている不良のやからを放逐する為に、徳川家は奥州(山形県)湯殿山から高僧行人「大海法師」を勧請して開山した。その時不良のやからを一掃した功で、家康から「大円寺」の寺号を与えられた。 当時この寺に「行人」が多く住んでいた為、いつとはなしに江戸市中に通じるこの坂道は行人坂と呼ばれるようになった。
目黒駅前から目黒川に向かって(西側)下る坂です。(下目黒1丁目ホリプロの南側)この坂の北側には並行に権之助坂が走っています。結構きつい勾配のある坂です。(10%:22m/220m)

《撮影日:2010年1月3日》


<寄り道で見つけた>👀📸



行人坂の由来となった大円寺と石仏群


目黒雅叙園






コメント

このブログの人気の投稿

坂の魅力に取りつかれたのは 

 東京23区の坂の散策を始めるきっかけとなったのは、東京都北区にある大坂です。  当時の習い事の教室が埼玉県川口市だったので、JR赤羽駅から京浜東北線でJR川口駅まで通っていました。  自宅のある板橋区小豆沢(あずさわ)からJR赤羽駅までは国際興業バスを使う方法も勿論あるのですが、健康と経費削減のため往復徒歩で通っておりました。(片道30分弱)  歩けば色々な景色が見えてきます。 そんな中出逢ったのが「 大坂 」です。 赤羽台の団地からJR赤羽駅に降りる坂がこの大坂でした。 坂下には立派な北区教育委員会が設置した標識が立っていました。 余談ですが当時は坂下にモスバーガーのお店がありました。(2009年当時のストリートビュー)  坂一つにも名前が付けられていて、その由来も書かれている・・今までも、東京は坂の多い街だということは薄々気づいてはいましたが、この標識と出会ったおかげで俄然本気で調べてみよう、歩いてみようと思い立ったのです。 2012年に会社を退職するのを機に東京を離れる決心はついていましたので、残り5年間で歩けるだけ歩いてみようと決めたそんな坂との出会いでした。 坂の位置はGoogle mapに表示されるようにしておりますが、詳細番地を入力しても区域の中心を示してしまい、坂の位置とは異なってきます。ご了承くださいませ。詳細の場所については、各区の散策ルートにある坂の場所をクリックしてご覧ください♪ Google mapのストリートビューでは昔のビューを見ることができます。(私が見たのは2009年当時のビューです。当時の様子を見ることができてとても便利な機能だと思います)  2022年3月14日で旧のブログからの移行を完了しました。移行する中で残念だったことは、練馬区および杉並区をほぼ歩いていないことでした。東京を離れた今となっては訪問は難しく、他の方のブログを拝見することで歩いた気分に浸るのがせめてもの方法となりました。  坂の坂上と坂下の把握についてはおおよそ個人的な見解が入り、お叱りを受けることもあるかと思いますが、個人が作成した程度のブログであるとご容赦下さいませ。

大田区の坂 雑感

大田区の地形は、大きく見て池上通りを境に北西側に武蔵野台地の端があり、池上通りより南東部は低地(海岸低地、多摩川の三角州低地)となっています。 国土地理院の陰影起伏図を見ても台地を低地との様子をはっきり見てとることができます。 武蔵野台地は大田区内でも舌状台地の様相を呈し、東に荏原台、真ん中に久が原台、そして北西に田園調布台と呼称される台地があります。 荏原台と久が原台の間を呑川が流れています。 そして田園調布台の西側には神奈川県との間に多摩川が流れています。 大田区のHPには、池上・久が原・雪谷・馬込・千束・田園調布が起伏にとんだ地形を持ったエリアとして紹介されていますが、今回は以下のような分類でまとめてみました。 上池台3丁目と4丁目の谷 上池台3丁目公園から上池台4丁目公園を通り更に北上する現在の緑道は昔なんだったのか調べきっておりませんが、上池台3丁目、4丁目あるいは5丁目まで含めてくぼ地となっていることは間違いありません。そこへ流れ込む坂が、以下のような坂となっています。 蝉坂(上池台3丁目) 鸛の巣坂(上池台4丁目) 荏原台南端(本門寺の南側) 本門寺の周辺は南北崖線という起伏のある地形となっています。 すぐ南には呑川が流れています。もちろん本門寺へあがる坂も含めて坂の多い地域となっています。 めぐみ坂(池上1丁目) 朗師坂 此経難寺坂 呑川に向かう坂 石川町や雪谷方面から呑川に下る坂もたくさんあります。 神明坂(石川町) 稲荷坂(石川町) 宮前坂(東雪谷2丁目) 花抜坂(東雪谷5丁目) 東雪谷2、3丁目のくぼ地(荏原台) 石川台駅の南東に荏原台に引っ込んだくぼ地に見えるところがあります。 そこを走るのが権現坂です。 権現坂(東雪谷2丁目) 田園調布台から多摩川に流れ込む川 多くの坂が田園調布台から多摩川方面に向かって下っていきます。 馬坂(田園調布5丁目) 急坂(田園調布5丁目) 《参考にさせて頂いた文献(団体名等)》 ・ 国土地理院 ・ ジオテック株式会社 ・ 大田区

★板橋区の坂道散策Ⅱ★

   今日の坂道散策ルート (名前のある坂名のみ記載) ★千代田区の坂道散策Ⅳ★  ➡  <都営三田線志村坂上駅>  ➡ ●志村2丁目  城山の坂  ➡ ●志村1丁目   馬の鞍の坂  ➡ ●前野町4丁目  見次坂   ➡  <自宅> 見次公園(前野町4丁目) ★板橋区の坂の位置は こちら で見ることができます★ (2009年1月11日  自身の 他ブログ 投稿済の 記事を 修正・再掲)