うつり坂

 

場所：東京都北区赤羽台１丁目

【標識（北区教育委員会設置）の説明】　[由来分類：不明]

赤羽台東小学校の北にあるこの坂は、旧板橋街道の坂道の一つです。大正八8年（1919）に旧陸軍被服本廠が赤羽に移転すると、被服本廠通用門への坂となり、関係者以外の通行は出来なくなってしまいましたが、戦後、被服本廠の跡地に赤羽台団地が出来たため、元の坂道となりました。かつて坂の上には道祖神、庚申塔がありましたが、現在は団地内に移され、祀られています。

赤羽駅から線路伝いに北に上り、文房具屋コダマの横を通り八幡蕎麦赤羽屋の前を300度くらい折れてうつり坂の坂下に出会うことがしばしばありました。また、八幡蕎麦赤羽屋を過ぎて左手に入るとそこは細い路地の商店街がありました。文房具屋コダマは地図上では閉鎖となっていました。（お世話になった店がなくなっているのは本当に淋しい限りです。）うつり坂は赤羽台団地の中を走っていたような気がします。東洋大学情報連携学部が立っている場所は、赤羽台中学校と団地があった場所のようです。緩やかな勾配の坂です。（5％：11ｍ/210ｍ）

《撮影日：2007年5月20日》